「ホワイトアウトして前が見えない!」「遭難する!」「車が坂を登らなくて現地にいけません!」
現地人ですら外に出るのを躊躇するほどの暴風雪・・・そんな中強行開催を行ったイベントでした。
※長文です。読むのが疲れたり、気分を害した場合は「そっとページを閉じて」ください。
今回は越後川口の野球場を利用した巨大かまくら&雪城を作る、参加型のプチ雪祭りを企画しました。
雪国の人からしたら、雪は「邪魔者」と考える方が多いと思います。
(私もそう思っていました。)
でも嫌いになっても離れてくれない「隣人」です!もうどうすることもできないなら、この「邪魔者」を「無限大の資源」として付き合っていこうと考えました。
新潟県では雪まつりは多くの地域で行っております。ただ閲覧型(造られたものを楽しむ)のものが多く、自分で作る&無制限(ほぼ)で遊べるようなものがありません。
せっかくなら遊んでもお釣りがくるくらいの場所で精一杯雪を楽しんでもらいつつ、現地の特産品や現地の色々な人を繋げるようなイベントにしようと決めました!
イベントまでの準備については、後日アップする「五十歩百歩と繋がる地域の仲間達(裏話あり)」で記載させていただきます。
その中のひと風景
会場から40キロ以上離れいてる三島地域より、大島鉄工所の大島健専務取締役が、除雪機を持って会場作りを手伝ってくれました。これが無かったら当日は歩くこともできなかったでしょう・・・
ワクワクが止まらなくて、AM4:30までねれなかったメンバー、AM4:30に起きてしまったメンバーなど遠足前の小学生状態でした。
「こんなに楽しみにしてたのに・・・」
8時過ぎには黒い雲が空一面に・・・雷も止まらない
大雪がくる前兆でした。
予定より早い時間に集まった当日のメンバー達(五十歩百歩&川口ENGINE&協賛の方&ボランティア)
川口ENGINEの中村くんが、早朝から古民家の準備を始めててくれていました。
総司令西巻ことマッキーの指示のもと荷物の搬入や、昼ごはんの下準備を始める。
すでに外は吹雪いていた。
(きっと東京から来られる方たちは、楽しめないかもなぁ・・・)
誰もがそんな不安に押しつぶされそうになりながら準備を行っていました。
子供達に喜んでほしいと、ガラスコーティングしたソリや暖房器具、甘酒などをご提供いただいた、RCガレージの五十嵐社長も、天候が心配で急遽駆けつけてくれました。(大人のためのものがなかったとのことでお酒までご持参いただきました)
されども、雷は止まない、雪は強まるばかり・・・
(上越線は動いているか!?関越道は通行止になっていないか!?)
暗黙了解の中、各々がスマホをチェックする。
「越後川口行きの上越線に乗りました!!」
東京の参加者から、連絡がきた。
急いで川口駅に迎えに車を走らせる。
すでに道路には雪が10センチ以上積もり始めていた。
「雪壁が身長の倍以上ある!雪吹雪も幻想的ですね!」
東京から小さなお子さんを連れて、悪天候の中なのに、すごい笑顔でいただいた言葉でした。
寄せ鍋用の野菜や具材を、「あぐりの里」にて購入していざ古民家へ!
途中、車が坂を登らないというアクシデントもありましたが、無事県外から来られた方達全員が古民家に到着。
県外から来られた子供達は、走り回れる古民家の居間で大はしゃぎ!
新潟の子供達(栃尾地域からもお友達が来てくれました)が先導してあげている姿は、感慨もひとしおだ。
「俺、子供達連れてお昼ご飯まで、野球場でひと遊びしてきますよ!きっと楽しみにしていただろうし!」
雪かまくら作成班の川上隊長が立ち上がった。子供達は大喜び。
栃尾地域でしかほぼ飲めない景虎のにごり梅酒と一番うまい栃尾の油揚げを県外の人に楽しんでほしいと持ってきた川上隊長!奥さんやお子さんにこの勇姿を見せたかった。
実際に現場に行ってみると、山の上にある野球場は吹きっさらし。
ホワイトアウトして5メートル前も見えない時もあるような状況。
あ、遊んでる・・・
あんなに小さい子も遊んでる・・・
協賛でもらったソリで遊んでる・・・
東京から雪城を作るために来られた四宮さん
猛吹雪の中、雪城をの下準備を行っている。
・・・あれ?みんなたくましい・・・
過酷な状況の中精一杯楽しんでくれている
川上隊長のハートに火がついた瞬間でした。
「ご飯食べて、少し休憩してもらったらかまくらを進めます!」
子供達のウェアがびしょびしょになってきたので、一旦お昼休憩を挟みました。
古民家に戻ると、マッキーの指示のもとお昼ご飯の準備ができていました。
メニューは
などなど!

寄せ鍋や栃尾の油揚げ、コシヒカリのおにぎりなど、冷えた体を温めます。
みんなで食べると余計美味しいね
古民家の囲炉裏で岩魚の塩焼き・・・いい香りが家中に広がります
おっきな岩魚をガブリ、大変美味しかったそうです。
身体もあったまり、お腹も満たされました。ちょっと眠くなっちゃいますよね・・・
お昼には、小千谷市の「湯どころちぢみの里」から佐藤勝義さんが、いらしてくれました。
「連日雪遊びしたら身体が冷えてしまうと思うので、温泉の入浴券を持って来ました。県外から来られた方や遠方から来られた方に配ってください。汗を流し身体を温めてから帰っていただければと!」心遣いが嬉しかったです。
子供達びっくりのサプライズでした。
お昼と休憩もひと段落し、かまくら作りを始める時間が来ました!
ただ、外は暴風雪、子供達は外に出たくないだろうなぁ・・・大人でも出たくないと思うだろう
「かまくら作り&雪遊び行くよ!玄関に集合!!」
川上隊長の声が古民家に響いた。
(ウェアもビショビショ、身体もあったまったばかり、きっとみんな行かないだろうな)
川上隊長の元に勇者が集まった瞬間だった。
勇者たちは現場に急行
天候は変化なし・・・が、士気は最高潮
今回の雪山、掘り起こすことへの課題がいくつかあった
それを考慮した川上隊長の今回の作戦はこうだ
「三箇所から入り口を開け、途中から横に掘り進めて合流を目指す!!リミットは16時!!」
ここからは電光石火のような動きだった
「初かまくら作り」と東京から参加の渋谷さん、息子の見てる前で掘る
掘る
ひたすら掘る
負けじと息子も頑張る
上越市からこの日のために来てくれた山崎さん、排雪作業を中心に頑張ってくれてます。すごく助かりました。
こちらも初かまくら作りの、東京からいらした田中さん
初めてとは思えない手つきでずんずん掘り進んで行く都会の人たちが頑張ってるのに地元民が情けない姿みせれないと、新潟代表の松井さんの猛攻古民家の方が
ひと段落したため、マッキー総司令も参戦。雪国育ちの力魅せましょう
一方その頃、雪城会場では
城が完成し、城主である四宮さんの側が城壁に建てられていた。
完成し、満面の笑みを浮かべる四宮さん。
皆さんにはわかるだろうか?四宮さんの足元を見てほしい。
悲しそうに倒れている旗があることに。
そうだ、こっそり建てておいた、星野の旗だ
いつの間にか星野軍は、四宮軍に討ち取られていた。
あっけなすぎる・・・
見てほしい、この高さの城壁を物ともせず、側に向かって行っている四宮軍の姿を
彼は東京人ではなく、山の民なのではないだろうか・・・恐ろしい
渋谷さんと松井さんのかまくらが開通した
感無量
その時、川上隊長のポケットから作業終了のアラームがなった。
時刻を確認すると16:05
終了は16:00だったはず?
「皆さんの頑張りを途中で止めれなかった。内緒にしておいてください」
なんて気遣いをしているんだ。
でもだめだ、隊長・・・もうみんなにバレてます。
これが、暴風雪の中でも負けずに最後まで戦いきった勇者たちの姿である。