「それラップして冷蔵庫に入れておいて」「あいよぉ」ピッ(あれ?めっちゃうまいんじゃない?)といった想いから始まり、全国大会となったイベントです。
※長文です。読むのが疲れたり、気分を害した場合は「そっとページを閉じて」ください。
[開催報告] 全国食品包装用ラップフィルム技術選手権(その2)の続きです。
1つ目の競技は
食器包装技術判定
です。
実際に利用した食器(ラップ済みのものしか写真がなかった・・・)
この競技は以下のルールにて実施されます。
実際の入力画面、選手を選び写真を登録する
その後得点を入力して評価を行う。
どの食器にどのラップフィルムを利用するか悩んでいる選手たち
実際に試合模様は写真に収められていないのが残念・・・(全員5秒しかかないのと、五十歩百歩が選手と審査員長になっていたため)
後ほど動画をFBにアップできればと考えてます
全ての食器に対して、適切なラップフィルムを選択し、手応えを感じた金子選手
高難易度の食器に対して、素晴らしい結果を残した小林選手
ラップフィルムの張り具合を全員から最高評価を受けた関選手
最高難易度の食器へ二重包装しようとして、ラップフィルムがきれずにケースから落ちてしまった星野選手
機密性と耐久性を捨て、独創性に狙いを絞った金子選手(本人はやっちまったの顔をしてました)
ここで遅れていた奥田選手が、新幹線を利用しての登場
手には選手への商品として「上善如水」という高級日本酒を提供いただいた。(奥田選手ありがとうございます)
無添加ラップに苦戦しつつも、そつなく包装をこなした奥田選手
選手の競技が完了し、採点フェーズとなります。
参加者全員でそれぞれのスマフォからkintoneにアクセスし、評価を入力しながら写真を登録していく。
ラップフィルムの張り具合や、機密性など厳しくチェックしていく。
「これは張りが弱い」「ラップ使いすぎだからエコ度が低いよね」「独創性と機密性は相容れないねw」など意見を交換しつつ評価が終わる。
さて全員で入力した評価結果は・・・・
なんと関選手がダントツの1位、さすがガラスフィルムの張りのプロでもある。
全体的に安定+一つの食器で最高評価を受けたことが結果に反映されている。
2位には、なんと小林選手がランクイン!
高難易度の食器をミスなくかつ美しく包装できたのが結果につながっているとみられる。
3位に、金子 隼也選手がランクイン!
全体的にミスなく包装できていたため、平均的に高評価を得ていた。
2位の小林選手との差も僅かなもので、虎視眈々と巻き返しを目論んでいる。
4位星野選手
5位金子健斗選手
6位奥田選手
と部分的なミスが評価に響いたメンバーが後ろに続いた。
ただ、現時点での下位メンバーも下克上を目論んでおり、試合を誰一人諦めていない
次の競技に移る
2つ目の競技は
飲料機密性技術判定
です。
この競技は以下のルールにて実施されます。
この競技は部分的に動画があるので、そちらを楽しんでもらえたらと思います。
まずは第1競技にて下位だった3名、星野選手、金子健斗選手、奥田選手が先に競技を実施します。
現在下位3名の競技動画はこちらから
ラップ後の重さ測定
奥田選手のラップ後の重量(動画での大惨事とはこのことでしたw)
星野選手のラップ後重量(この張り具合が星野選手の唯一の見せ場だったとは・・・)
金子健斗選手のラップ後の重量、(星野選手と偶然にも同じ重量になる)
本3名の食器傾けの動画及び写真がない為、結果写真だけの報告となる。(次回からはカメラマンを用意しようと切に思う)
奥田選手の競技後重量。
星野選手の競技後重量
金子選手の競技後重量
奥田 251.5→217.0 (-34.5)
星野 242.5→231.5 (-11)
金子 (健)242.5→235.5 (-7)
上記のような結果となった。
星野選手のパリッと貼ったラップフィルムより、金子 (健)選手の二枚重ねの方が有効だったことが結果からわかる。
次にトップ3の競技となる。マッキー審査員長が自らコンディションの確認にいく。
全員が立ち位置など確認に励んでいた。
3人の包装姿はこちらから
(動画最後の関選手の悲痛な叫びを聞き逃さないでほしい)
金子(隼)選手のラップ後の重量
小林選手のラップ後の重量
関選手のラップ後の重量
3人のラップが設定できたので、食器傾けに移る。
3人の食器傾けの動画はこちらから
動画をみていただければわかるだろうがなんと一滴も漏れていない選手がいた・・・
驚異的です
金子(隼)選手の競技後重量
小林選手の競技後重量
関選手の競技後重量
金子 (隼)247.5→247.5 (0)
小林 246.0→246.0 (0)
関 243.5→206.0 (-37.5)
といった結果となった。
みてほしい金子選手、小林選手は完璧に機密度を高め、飲料を食器から逃さなかった。
このご両名によるサドンデスが行われる。
ルールの一部を変更し、サドンデスは包装時間を5秒と半分の時間で競技することとした。
この熱き漢たちの戦い言葉は不要と感じたので、ここは参照先の動画から結果を確認してほしい。
梱包の動画はこちらから
競技の動画はこちらから
やはり5秒という時間は一流のフィルムラッパーにとっても刹那といっていい時間である。
この競技の難しさに落胆するフィルムラッパーもいたのではないだろうか。
ここまで激戦を続けてきたフィルムラッパー達だが、ついに次は
最終競技
臭気密封技術判定
となります
その4はこちらから